最適温度での熱画像表示
従来の一般の赤外線熱画像表示解析ソフトウェアでは、赤外線熱画像は次の図のように熱画像範囲内の最高温度〜最低温度の温度幅で表示されます。
これでは温度幅が広すぎて解析に不適なため、温度幅の調整が必要です。

Tnc Systemは、健全温度に基づいて赤外線熱画像を熱画像ごとに最適温度幅に自動調整して表示します。

損傷レベル解析
赤外線熱画像ごとに縦10行、横8系列で一辺50cmの80個格子枠の各領域において損傷レベル評価について自動解析を行います。
損傷レベルは、白色枠で損傷なしあるいは極微小、青色枠で軽度、緑色枠で中度、赤色枠で重度となります。

ポットホール(PH)発生予測
赤外線熱画像に対し、損傷レベル評価とは別に熱環境場検定及び温度相関解析によりポットホール(PH)発生について概査予測を行い、PH発生予測箇所を自動検出します。

PH発生の概査予測のために、損傷レベル評価の各格子枠で5種類の温度情報の健全温度、平均温度、最高温度、最低温度、標準偏差を用いて熱環境場検定及び温度相関解析を行い、PH発生概査予測箇所を自動検出します。

経緯度情報取得
赤外線熱画像上の任意地点の座標(緯度、経度)を提示します。

